Reese Vogel
勉強ができるできないはどの国も同じ

 アジアの国を見渡して、「英語を話す人が多い」と感じる国はシンガポールやフィリピンです。シンガポールは公用語に英語が含まれていますし、フィリピンは歴史的にこれまで英語を話すことが多く、使う文字もアルファベットのラテン文字です。この2つの国はいわば、英語に「慣れている」ので他国と比べて話す人が多いのは当然なのでしょう。

 それ以外の国は、例えば中国も韓国も日本も、国籍や民族で英語の得手不得手が分かれることはありません。皆さんが自己批判するほどに、「日本人は勉強しても話せない」ことはないのです。一方、「日本人は文法だけはできる」という自己評価は、「文法だけはできる」ではなく「文法だけはができる」という意味で正しいといえます。

コミュニケーションが上手=言葉が上手

 ここにタイの人たちを加えてみましょう。外国人と気兼ねなく英語で会話する光景をよく見かけます。タイは観光立国として世界中から旅行者が集まってきます。バンコクは東京よりコスモポリタンかも知れません。コミュニケーションの構築という意味で、タイの人たちは外国人に「慣れている」のです。

 私は日本で8年ほど、小中学生を中心に英語を教えてきた経験があります。日本に住む日本人と外国に住む日本人を比較すると、外国に住む日本人の方が英語を話す人が多くいます。当然のことですが、これは環境の問題です。しかし外国にいるだけでは英語もその国の言葉も身に付きません。先のように「慣れること」、コミュニケーション能力身に付いてこそ、言葉ができるようになるのです。

勉強したことを使ってみる、間違いを恐れないで話す

 日本の人たちは「恥ずかしがり屋」という評価は正しいかも知れません。少なくともタイの人たちと比較すると、恥ずかしがり屋でしょう。コミュニケーションが苦手、と自覚する人もいると思います。しかし「英語を習ってみよう」と思って勉強に来る人たちは、英語を使ってコミュニケーションしよう、と決めた人たちのはずです。勉強してみただけ→使わない→話せるようにならない、という結果に終わるのはもったいないのです。

 日々の生活の中で英語を使う機会が少なければ、自宅で使ってみましょう。日本語だけの家庭に英語を持ち込んでみましょう。例えば子ども相手に「英語で子育て」です。子どもを英語でほめてみる、食事の会話を英語でしてみる、といった感じです。

 家の外で英語を話す機会があったら、まず話してみることです。「正しい文法で話せるか?」などという不安が会話能力の向上を妨げます。英語で自分が伝えたいことを伝えられれば、それは英会話ができたということになるのです。一点、「No」という単語はなるべく使わないようにしましょう。そこで会話が終わってしまうほど、否定の意味が強い単語です。

 これでもう、英語ができたと同然です。積極的に勉強しに来てください。

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フォーゲル(Reese Vogel)先生

 米国フロリダ州出身。1997年から3年ほど徳島市の中学校で英語指導、その後5年ほど東京都大田区の英会話スクールで主に小中学生に英語指導。その間に日本語を習得。タイ滞在11年、タイでも一貫して英語指導。